矢部さんの作品は、主に木を使用しています。その自然の樹木や天然素材に対し、「天然の物というものはとても神聖さを帯びているように私は感じます。私はその聖域を守りながら一方で反しながら、自然と人のエゴとがかけひきをしていくところに本当のものをつくりだすきっかけがあるのではと感じています。」と言う矢部さんの作品は、矢部裕輔と言うアーティストの手を通して、自然という大きな力が作品を作らせているとすら感じられます。細やかさと大胆さが共存しています。