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〜・〜鈴木 留利子展〜・〜


2007年10月19日〜21日・26日〜28日
オープニングパーティー18日(木)

音楽:シャンソン


 鈴木さんは、この何年か「痕跡」と言うタイトルで、制作、発表しています。「アトリエの壁にできた絵具の染みや汚れも私の制作過程でできた痕跡であり、行為の結果から出来た一部である」とし、キャンバス上でその再現を試みています。
キャンバスや板をつなぎ合せた画面に、油彩や叩いて伸ばした鉛、顔料などを使って描いています。
その画面は、鈴木さんの出身地である北海道サロマ周辺の冬景色にも感じられます。鈍色のオホーツク海、広がる雪原、身を寄せ合う冬鳥の群れ、などに似て、鈴木さんの原風景なのかもしれません。「心の痕跡」「過ごしてきた時間の痕跡」そして「人とのやりとりの痕跡」とでも言うのでしょうか。
〜オープニングコンサート〜

 シャンソンの若林圭子さんのミニライブでした。
キーボードは「あけぼのホール」の小林範子さん。
レオ・フェレの曲などをご自身の言葉で唄われます。
この夜のお客様はラッキーでした。本邦初公開という、坂口安吾の「桜の森の満開の下」も歌って頂いたのです。12月の銀座博品館ライブを待たずにです。
きれいな日本語(心の言葉)が聴き手の心に確かに伝わってきます。
『ラ・ボエム』は、鈴木さんが愛おしんで描く『心の痕跡』とリンクして、聴き手にほろ苦い青春時代を思い起こさせます。幸せな時間でした。
“本日のめにゅー”

○秋鮭と秋野菜のやきびたし
○きのこの梅肉あえ
○ごぼうの炒め煮
○ブロッコリーのナッツソース
○里芋とベーコンの炒め煮
○かぼちゃのコロッケ
○牛肉サラダ

Food Coordinated & Cooked byCHIAKI